妊娠中に脱毛しても大丈夫?妊婦と脱毛の関係を解説!

妊娠と脱毛による胎児への影響とは
妊娠すると脱毛はできないって本当?もしも脱毛中に妊娠してしまったらどうすればいいのか。
知らずに脱毛してしまった時、お腹の赤ちゃんへの影響は大丈夫?
脱毛前に必ず知っておきたい妊婦と脱毛の関係性をチェック!
妊娠中は体がデリケートなので脱毛できない

妊娠したらサロンで脱毛できません。
妊娠中に脱毛できない理由には次のようなものがあります。
- 妊娠中は脱毛によって肌に負担をかけやすい
- 同じ体勢で長時間いることになる脱毛は体に負担をかける
- 薬品の臭いで体調を崩しやすい
- 脱毛時の痛みに敏感になりやすい
- 妊娠中は脱毛しても毛が薄くなりにくく、効果が出にくい
女性は、妊娠する事で体に様々な変化がでます。特に、妊娠初期などは、つわりがあるケースが多く、この時期に薬品の臭いを嗅ぐと吐き気を起こす事もあるでしょう。
つわりで体調不良の時は、安静が必要なので、脱毛のような刺激や痛みがある行動は控えたほうが良いのです。
妊娠して間もなくの頃は、体が対応していないので肌の状態も荒れやすく、ちょっとした脱毛の刺激で肌トラブルなどになりやすくなります。
脱毛トラブルを防ぐためにも妊娠中の脱毛サロンでの脱毛は避けなければなりません。
妊娠による女性の体の変化

女性の体は、妊娠するとお腹の中で子供を育てるために色々な変化が起こります。
例えば、つわりも、妊娠初期から妊娠4ヶ月位まで起こることがありますが、これも元気な赤ちゃんをお腹の中で育てるために、お母さんの体が対応するための変化です。
妊娠する事で、女性の体には今まで分泌されていなかったホルモンが色々出てきます。このホルモンの影響で、つわりが起こりやすくなったり、肌荒れしたり、眠くなったりするのです。
人によってつわりなどの時期は異なりますが、妊娠5ヶ月位になると、お母さんの体調も落ち着き、お腹の赤ちゃんも安定します。
しかし、この時期になるとかなりお腹が前に突き出してくるため、赤ちゃんに影響はないものの、脱毛サロンでの脱毛はおすすめできないのです。
なぜなら、妊婦の体は、長時間座ったり、同じ姿勢を続けたりする事で血行が悪くなる為、脱毛の施術時間に無理をしてしまう事もあるからです。
出産直前は、自分の下半身も見えない位お腹が膨らみ、腹囲が1mを超える人もいます。
このような妊娠による女性の体の変化を考慮して、脱毛サロンもトラブル防止の為、妊婦の脱毛を避けるのです。
妊娠中は、カミソリなどで自己処理を行うと良いでしょう。
妊娠中の脱毛NGの理由は女性ホルモンの影響が大きい
妊娠を告げると脱毛サロンによっては脱毛自体を断られますが、お母さんや赤ちゃんの安全性だけではなく、女性特有のホルモンも理由の一つになっています。
妊娠するとプロラクチンというホルモンがドンドン上昇し高い状態になります。
このプロラクチンが高いと今まで脱毛してツルツルだった場所に突然毛が生えてくることもあるでしょう。
これは、プロラクチンが乳腺の働きを活発にし、毛が生えやすい状態になるからです。
つまり、プロラクチンが高い状態の時に脱毛サロンで脱毛してもほとんど意味がないのです。
そのため、脱毛サロンも脱毛の効果を十分に発揮した状態にできないことから、脱毛NGとなります。
妊娠中は重要な所を守るため毛が濃くなる
女性が妊娠すると体に様々な変化が現れますが、その中の一つが毛が濃くなるという現象です。
女性は妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)によってメラニンの生成が活発になりシミソバカスも増えますが体毛の色も濃くします。
今まで生えたことが無かったお腹や乳輪、腕や足の毛も濃くなったと感じることがあるでしょう。元々、人間の体毛というのは、大事な部分を守る為にあります。
例えば、頭部や陰部に毛が多く生えるのはこのためです。
女性が妊娠すると、大事な赤ちゃんを守る為に、体全体の毛が増えると言われています。10か月程の妊娠期間の間、脱毛しても意味がほとんどないのですからしないほうが良いでしょう。
出産後、授乳中も毛が生えやすい状態なので、授乳がほぼ落ち着く産後1年位までは脱毛しないほうが無難です。いくらお金を使って脱毛しても、脱毛の効果が出る状態になりにくいので、妊娠・授乳中の脱毛は止めておきましょう。
女性の子育て期間である産後1年を過ぎてからは徐々に脱毛を再開しても良いので、それまでしばらく我慢したほうが、肌のためにも赤ちゃんの為にも安全です。
妊娠中は脱毛サロンで脱毛ができないので、無理の無い自己処理方法を実践しましょう。肌トラブルを最小限に防ぐためには、家庭用の脱毛器等は使わずカミソリや除毛クリームを使うと心配ないでしょう。
除毛クリームでも臭いが少ない物が選ばれやすくなっていますのでそちらを利用して下さい。
妊娠中はうぶ毛なども濃くなったりします。部位別では、アンダーヘアなどのお手入れは避けたほうが無難です。子宮の収縮につながることもあるので気を付けましょう。
脱毛サロンが妊婦さんに行っている対策
脱毛サロンの多くでは、サロン利用者が妊娠した場合、休会や休止扱いにする制度があります。
妊娠中は安全性などに考慮して脱毛できないため、このような規定を設けている脱毛サロンが多いのです。その他、妊婦さんに対する対策についてご紹介します。
脱毛サロンでは妊娠中に脱毛ができないため、判った時点で休会になる場合が多いです。きちんと妊娠を申告する事で休会制度が適用されますので、まずは、妊娠を脱毛サロンに報告してください。
脱毛サロンにより、休会の期間なども異なるので、妊娠の可能性がある人は確認しておきましょう。
妊娠などにより休会できる脱毛サロン
もしも脱毛期間中に妊娠する可能性が少しでもある人は、休会制度がどうなっているのか確認してから脱毛サロンを選ぶことが大切です。
脱毛サロンはそれぞれ休会の期間などがコースによって違いますので、表でご確認ください。
脱毛サロンの妊娠による休会比較表
コース | 休会期間 | 再開条件 | |
---|---|---|---|
キレイモ | パックプラン | 休会不可だが、最大6年間保証 | 生理が来ていて、授乳終了後 |
銀座カラー | 全コース | 無制限 | 出産後、生理が2回以上来ている |
ミュゼ | 全コース | 無期限 | 授乳終了後、生理が2・3回来ている |
シースリー | 全コース | 無期限 | 生理が2回以上来ている |
表のように休会期間が無制限の所もあれば、何年か決まっている所もあります。もしも、妊娠するかもしれないならば、休会期間が決まっている所よりも、無制限の方がおすすめです。
妊娠したと判ってから10ヶ月は妊娠期間で、出産後最低でも3ヶ月は脱毛できないサロンがほとんどです。
生まれたばかりの赤ちゃんを誰かに預けて脱毛するというのも現実的ではないので、ある程度赤ちゃんが大きくなってからと考えると、妊娠が判ってから1年半位は余裕を持ったほうが良いでしょう。
そこから考えると、休会期間が2年では短いような気がする人もいます。
休会期間が決まっている所は無条件で中途解約ができる場合もあるので検討して下さい。一旦、中途解約しても再度契約を結べるシステムの所もありますので利用すると良いでしょう。
脱毛サロンは、子供がちょっと大きくなってから通うという人も多いので、休会期間が無制限の所か、無条件で解約や再契約ができるところがおすすめです。
妊娠出産後の脱毛再開時期は産後1年以降が多い

グラフにあるように、産後脱毛サロンを再開される人は、産後1年以降が多いようです。お母さんもですが、赤ちゃんも1歳過ぎると落ち着くので安心して脱毛サロンに通うことができるのです。
また、出産後、脱毛を再開される人は、全身脱毛より部分脱毛を受けられる人が増えます。
気になる部分だけ短時間でしっかり脱毛したいという人が多くなるので、休会制度などを上手に利用して脱毛サロンを楽しみましょう。