脱毛による乾燥を防ぐ保湿方法!乾燥が招くリスクは?

脱毛後に乾燥する原因や対処法を解説!
脱毛後は光やレーザー照射の際に生じた熱によって肌が乾燥するため、痛みやかゆみなどの肌トラブルのリスクが高まり、脱毛スケジュールへも影響が出る可能性があります。
脱毛後に肌が乾燥する原因と乾燥が招くリスク、保湿ケアのポイントを解説していきます。
脱毛で肌が乾燥する理由

脱毛サロンでの光脱毛や医療脱毛クリニックのレーザー脱毛などの仕組みは、毛のメラニン色素(毛の黒い部分)に反応し熱を発生させ、その熱を利用して発毛組織にダメージを与え、脱毛するというものです。
しかし、照射時に発生する熱は毛根だけではなく毛根の周りの組織にまで及び、その際、同時に毛根の周辺組織の水分も蒸発させてしまいます。
脱毛で肌が熱くなるうえ、肌内部の水分まで蒸発してしまうので、脱毛後の肌は非常に乾燥した状態になるのです。
また、脱毛は1回の施術で期待通りの効果を得ることは難しく、毛周期(毛の生え変わるサイクル)に合わせて複数回施術を受ける必要があります。
適切な保湿ケアを続けていないと、施術を受けるたびに肌に負担がかかり、より一層肌の乾燥が進んでしまいます。
もともと乾燥肌の人は、なおさら注意が必要です。
脱毛による乾燥が招くリスク
脱毛施術後の肌は光・レーザー照射時の熱の影響で乾燥しているので、適切な保湿ケアを行わないと肌トラブルを引き起こすリスクが高まってしまいます。
脱毛後の乾燥によるリスク・注意点をご紹介します。
肌が乾燥した状態というのは、肌のバリア機能が低下し、角質の水分含有量が減少した状態です。
肌のバリア機能が低下した状態では、わずかな刺激でもかゆみや赤みなどの肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
また、保湿ケアをしないまま放置すると、肌の水分がますます減り、肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが乱れ、肌のハリが失われ、シワやたるみの原因となってしまいます。
乾燥している肌はバリア機能が低下しているため、外部からの刺激を受けやすくなり、痛みを強く感じるようになってしまいます。
肌が潤っていると脱毛時に発生する熱を肌の水分が吸収してくれるため、刺激が直接皮膚に伝わらず、痛みが軽減されます。
しかし、乾燥している肌ではその水分によるバリア効果が期待できないため、刺激が肌に直接伝わってしまい、痛みを強く感じてしまうのです。
乾燥により水分量が減少した肌に光やレーザーを照射すると、肌の乾燥が進み、やけどのような症状や炎症が起きます。
サロンやクリニックではやけどなどの肌トラブルのリスクを下げるため、通常より照射出力を下げて脱毛をします。
照射出力を下げてしまうと、期待した効果が得られなかったり、脱毛コースの完了までに時間がかかってしまうこともあります。
肌のバリア機能が低下している状態でレーザーや光を照射してしまうと、さらに強いダメージを受けてしまい肌トラブルを起こす可能性が高くなります。
脱毛は、乾燥を助長させ、肌トラブルのリスクが高くなる可能性があるため、肌の状態によっては施術を見送るサロンやクリニックもあります。
どの程度の肌の状態なら脱毛を受けることができるかは、サロンやクリニックでの判断となりますので、スタッフに相談し、指示に従うようにしましょう。
脱毛期間中の乾燥を防ぐ正しい保湿方法

脱毛期間中の保湿ケアとしては、基本的にいつも使用している保湿ケアアイテムを使用しましょう。
いままで使用経験がない保湿ケアアイテムを、脱毛後のデリケートな肌に使用すると思わぬ肌トラブルを起こす可能性がありますので、使い慣れたものを使用します。
もし、新たに購入を検討する場合は敏感肌用のものを選ぶと良いです。
脱毛期間中の【部位別】ケア方法
顔はボディに比べ皮膚が薄く乾燥しやすい部分なので、できるだけ刺激を与えないような洗顔・保湿ケアが大切です。
洗顔はたっぷりの泡でこすらずやさしく撫でるように行い、ぬるま湯で流します。
保湿は、普段使用しているスキンケアアイテムを使用し、化粧水やローションは十分な量を使って、油分の入った乳液やクリームなどで水分をしっかり肌に閉じ込めるようにしましょう。
体を洗うときもタオルなどで強くこすらず、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。
顔同様に化粧水やローションをたっぷり使い水分を十分に与えてから、クリームや乳液などで油分を与え、肌に水分を閉じ込めるとより保湿効果が高まります。
ウエストやヒップ、背中はケアを忘れがちな部分なので、鏡などを見ながらしっかり保湿をしましょう。
VIOは全身の中でも特に敏感な部分なので、脱毛後はしっかり保湿ケアをする必要があります。
VIOは粘膜に近く保湿剤によってはしみる可能性がありますので、敏感肌用のローションやクリームを使用しましょう。
また、蒸れやすいのでクリームや乳液など油分の含まれた保湿ケア剤は大量ではなく、適度な量を使用してください。
脱毛期間中に保湿ケアをするタイミング
基本的に、脱毛前?脱毛後まですべての期間で保湿ケアをする必要があります。
脱毛の施術を効率よく進めるためにも、ポイントを押さえてしっかり保湿ケアをするようにしましょう。
脱毛当日に肌が乾燥していると施術を断られる可能性があるため、脱毛を始めようと思ったら施術前からしっかりと保湿を行う必要があります。
特に脱毛前の自己処理後は肌がダメージを受けており、乾燥しやすい状態なので念入りに保湿ケアをしましょう。
脱毛当日(直前)も保湿ケアを行って問題ないという場合がほとんどです。
ただし、使用する脱毛機器によっては、肌に付着している乳液やクリームに含まれる油分が光やレーザーに反応し、やけどなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
保湿ケアとして乳液やクリームを使用していいかどうか、脱毛を行うサロンやクリニックに事前に確認しておきましょう。
脱毛後は熱によって肌の水分が奪われ乾燥しやすくなっているので、しっかりと保湿を行う必要があります。
脱毛後はアフターケア必須!施術後の自己処理の注意点とケア方法
しかし、通常であれば脱毛後2?3日で治まる肌の炎症や赤みが、いつまでも引かない場合は注意が必要です。
なぜなら、その状態でスキンケアアイテムを使用していると逆に肌荒れが悪化してしまう可能性があるからです。
クリニックから処方された炎症止めの薬を塗ったり、冷たいタオルで患部を冷やしたりしても改善しない場合は、早めに施術を受けたクリニックやサロンに相談しましょう。
快適に脱毛の施術を受けられる!
今回ご説明した保湿ケアのポイントをしっかり押さえ、肌の乾燥による痛みや肌トラブルなどのリスクをできるだけ軽減できるようにしましょう。